【メルカリ】私が1ヶ月で売上高5万円を得た全貌を公開します

日常生活

毎月1300万人以上が出品や買い物を行なっているフリマアプリ「メルカリ」。個人間の物の取引を自由にした立役者と言っても過言はありません。

そうは言っても、「どんなものなの?」「本当に売れるの?」と思われている方もまだまだ多いと思います。何を隠そう私も、フリマアプリというものがあることや、メルカリという名前は知っていながら、ずっと使ったことのない部類の1人でした。

しかし、2019年11月。私はメルカリのアプリをスマートフォンにダウンロードしました。そして、ダウンロードから1時間後には初めて出品した商品が売れていたのです。

「フリマアプリに興味はあるけど、自分でやるのはなぁ…」と思っているあなた。これから私がお話しする体験談を見て、少しでもイメージが膨らめば幸いです。やるorやらないの判断材料にしてもらえればと思います。

1.フリマアプリとは?

「フリマアプリが何なのかよく知らないけれど、今更誰にもきけない…」という方がいるかもしれないので、まずはじめに、簡単にフリマアプリとは何かを説明しておきます。言われなくても知ってるよ〜という方は読み飛ばしてください。

フリマアプリとは、インターネット上でフリーマーケットをするための場所を提供してくれているアプリのことを言います。

ご存知の通り、そもそもインターネットが登場する前から「フリーマーケット」というのは行われていました。日曜日、多くの日が集まる公園で、不用品や手作りの商品を持ち寄り、値札をつけて、レジャーシートの上で販売するイベントです。21世紀においてもなくなったわけではありませんが、今ではその開催場所は公園からインターネットに上に変わっていっています。これは、スーパーで買い物をしていたのが、Amazonや楽天で買い物をするようになったのと全く同じ変化です。

2.フリマアプリにはどんなものがあるの?

そして、インターネット上でフリーマーケットに参加できるフリマアプリには、代表的なものが3つあります。

1つめはメルカリです。メルカリの特徴はダウンロード数・出品数が多いこと。私もフリマアプリは主にメルカリを使用しています。
→ 公式サイト(https://www.mercari.com/jp/)

2つめはラクマです。ラクマの特徴は手数料が安いこと。楽天のサービスなので楽天ポイントを集めている方にもおすすめです。
→ 公式サイト(https://fril.jp)

3つめはPayPayフリマです。PayPayの特徴はQRコード決済として最も普及しているPayPayと連携していることです。ただし、2020年3月現在のアプリ評価にはあまり良いものが見られないため、注意が必要です。
→ 公式サイト(https://paypayfleamarket.yahoo.co.jp)

上記の通りそれぞれ特徴があるため、自分の生活スタイルにあったアプリを選んで使用している人もいれば、同時に複数のアプリで出品するという人もいます。

3.私がメルカリを選んだ理由

上述の通りフリマアプリには様々なものがありますが、今回はメルカリに限定して紹介していきます。

なぜかというと、私自身が基本的にメルカリしか使用していないからです。

もちろん、フリマアプリを始める際は他のアプリも含めて比較検討しました。しかし、結局は利用者数・出品数の多いアプリ=メルカリで始めるのが無難だなと思い、メルカリにしか出品はしていません。

以下が、私がメルカリを始めるにあたってメリットだなと感じた点です。

・ダウンロード数、出品数が多い
 →買ってもらえるチャンスが多い

・匿名配送可能
 →個人情報を出す必要がなく安心

・コンビニ発送可能
 →発送のためにものを運ぶ手間を最小化できる

一方、他のフリマアプリに比べてデメリットだなと感じた点もあります。

・手数料が安くない
 →何を売っても一律10%取られる

メルカリは出品料は0円ですが、商品が売れると販売価格の10%が販売手数料として引かれます。

手数料10%というのは、他のフリマアプリに比べてめちゃくちゃ高いと言うわけではありません。しかし、10%より低い手数料のフリマアプリがあることも事実です。

ですので、「販売利益を極限まで高めたい」と考えている方には少し不向きかと思います。一方、初心者にとっては計算がしやすく、わかりやすいとも言えるでしょう。

4.何を売ったの?

続いて、私が実際に出品したものをお伝えします。

・ゴルフクラブセット
・本
・洋服
・アパレル小物
・カチューシャ(ディズニー)
・ボディケア用品(ボディクリーム、ハンドクリーム、リップクリーム等)
・化粧品
・バッグ、お財布
・キャラクターグッズ
・雑誌の付録

中には新品のものもありましたが、基本的には中古品を出品しました。次のパートで詳細についてお話しします。

5.実際に売れたもの

では、出品したものの中でも「売れたもの」は何だったのでしょうか?また、なぜ売れたのでしょうか?以下に、個人的な見解を整理しました。

ゴルフクラブセット
有名なブランドというわけではありませんでしたが、売れました。レディースは珍しいのかもしれません。


ビジネス書、自己啓発本を中心に出品し、だいたいのものが売れました。資格試験の本も出品したのですが、古いものはかなり値段を下げないと売れません。1〜2年以内のものがお薦めです。

洋服
雑誌に載っているようなブランドの服は売れやすいです。

アパレル小物
こちらも、わかりやすいブランドのマフラー等は売れます。一方、どんなお店に売っているかわからないもの(シューズクリップ等)は即売は難しいかもしれませんが、しばらく出品していると売れました。

カチューシャ(ディズニー)
ディズニーランドで販売されているカチューシャは売れます。特に、定価が高めなものは売れやすいと思います。

ボディケア用品
私は貰い物・未開封のロクシタンを大量に保持していました。これが結構高値で売れました。さらに、おまけでもらった小さなハンドクリームも売れます。特に、チェリー系が人気でした。一方で、ドラッグストアで買えるようなものも意外と売れます。ただし、元々の価格が安めなので、フリマでの販売価格は結構下げないと難しいと思います。

化粧品(コスメ)
「使用済みの化粧品を買う人はいないんじゃないか?」と思っていましたが、実際にはそうではありませんでした。雑誌に載るようなブランドの人気の商品であれば、中古品であっても売れます。新品の場合は箱と一緒に出品すると高値で売れやすいです。

バッグ、お財布
誰もが知っている人気ブランドのものであれば売れます。ただし、購入価格に比べると数万円やすい販売価格に設定した場合に限ります。人気なだけあって出品数が多いため、価格競争になりがちな傾向があります。

キャラクターグッズ
私はとある少女漫画家さんのイベントで販売されていた限定グッズを出品したところ、売れました。もう入手できないものはファンの方の目に留まる可能性が高いと思います。

雑誌の付録
女性向け雑誌の人気の付録は売れます。ただし入手が簡単なので出品数は多いです。売りたい場合は新品未開封のままとっておく方が良いと思います。

6.出品はしたけれど売れなかったもの

しかしながら、中には出品したにも関わらず売れなかったものもあります。皆さんの二度手間にならないように、私の失敗談についてもお伝えします。

ノーブランドの服
(おそらく)フリマアプリでは写真よりキーワード検索から商品にたどり着くパターンが多いのだと思います。そのため、そもそも知られていないブランドのものは売れないと思っていた方が良いです。

古すぎるビジネス書
2回り上くらいの世代の方からもらった本は売れませんでした。上述の通り、本は売れやすいのですが、できることなら旬の本を出品したほうが良いです。時間の経過とともに需要は減っていきます。

食器類
私はお弁当箱のような小さめで軽いものを出品してみましたが、売れませんでした。これは、需要がないというよりは、出品者と購入者の価格に対する考え方のズレによるものだと考察しています。
メルカリの送料は¥175〜ですが、この送料では高さのあるものを送ることはできません。そのため、高さ3cmを超えるものは、送料¥375〜となってしまいます。この場合、赤字を防ぐためには販売価格を¥500以上に設定する必要があります。しかしながら、ブランドにこだわらないとすると、その価格なら新品のものが買えますよね?ということで、わざわざメルカリで買おうと考える方は少ないのです。

定価は安め→でもかさばる→送料が高くなる→販売価格が高くなる→売れない

という法則にはご注意ください。

7.売り切るためのポイント

私は1ヶ月で

・売上個数 33個
・売上高  5万円
・利益   3.5万円

を得ることができました。

といっても、実は目的は不用品の処分でした。そのため、仕入れや転売は一切行っていません。私は儲ける方法をお伝えすることはできませんが、メルカリをしている内に「売り切る方法」は分かってきました。ここではその売り切る方法をお伝えします。

①写真だけは頑張る

同じ商品が並んでいるとき、
 ・明るい部屋の中で、整列された商品
 ・暗い部屋の中で、ぐちゃっと並べられた商品
どちらを出品した方から買いたいと思うでしょうか?

メルカリでは商品の一覧ページは写真価格しか表示されません。まず自分のページを見てもらうためには、写真の印象が勝負となります。

反対に、商品説明の文章はそこまで力を入れなくて大丈夫です。「売れるコピーを書かなきゃダメ」なんて思う必要は絶対にありません。文章では個性を出さなくてもいいのです。

では、文章はどうしたらよいのでしょうか?

私がおすすめするのは「公式サイトの文言を借りること」です。なぜなら、購入希望者は商品の情報を正確に知りたいと思っているからです。

そのため、商品の種類、サイズ、色などの基本情報を間違いなく伝えてあげるのが一番親切なのではないかと私は思っています。そうすれば、実物を確認できないフリマアプリであっても、安心して商品を購入してもらえるようになるはずです。

私も実践していましたが、問題なく商品は売れていました。

②値段は相場に合わせて

最初は「捨てるくらいなら…」と思っていたとしても、いざ出品するとなると「どうせなら儲けたい!」と思ってしまいがちです。もちろん、需要があるものならばいつか売れると思いますが、不用品の処分を目的としている場合、ぐっとこらえて即売を優先させましょう。

そうしないと、その商品はいつまでたっても部屋の中で場所をとることになったり、待ちきれなくてゴミとして捨ててしまったりすることになってしまいます。

他の人も出品していて売れているものであれば、強気の値段設定にしなければすぐに売れます。赤字にならないことだけ、気をつけるようにしましょう。

③値引き交渉には応じる

メルカリをやってみて意外だったのが、結構購入検討者さんからコメントが来るということです(私が値引き交渉可としていたからというのもありますが…)。

とにかく売ってしまいたいと思っているのであれば、値引き要求は受け入れる方が無難です。逆に、お断りするとその方には高い確率で購入してもらえませんでした。

ただし、取引を重ねるごとに気づいたコツが1つだけあります。事例に基づいて、説明していきます。

(事例)
 ・2000円で出品
 ・「いいね!」は複数ついている
 ・「1700円にしてもらえませんか?」とコメントがつく

このような場合、あなたはどうしますか?

これまで私がお話しした内容をよく覚えていらっしゃる方は、“値引き交渉に応じて1700円に価格変更する”でしょと思われたことでしょう。その通りで、1700円に変更し、その旨コメントを返せば確実に売れます。

ただ、100円でも200円でも利益を増やしたいと思った場合、“一旦何も言わず1800円に変更する”という手もあります。

そうすれば、
・他の購入検討者の方が、ちょっと高くてもいいから買う
・値引き希望の方が、他の人に買われてしまうことを危惧して、ちょっと高くても買う
という状況が発生する可能性があります。

実際に、私も何度かこの方法で販売したことがあります。

ただし、あくまで数百円の話ですので、利益を追いかけてなんでもかんでもしない方が良いです。
・いいねがたくさんついていて
・値段はもともとお手頃価格で
・希望通りの価格に値下げしてしまうと、ほとんど利益が残らない
といった場合に限定的に行うことをお薦めします。

まずは「買いたい」と思ってくださった購入希望者さんの気持ちや信頼を大切にしましょう。

8.ところで梱包はどうしたらいいの?

「売れるものが手元にあることはわかった。けど、売れた後はどうしたらいいの?」と思っている方もいると思います。

私は基本的に家で大量に余っていた「ショッピングバッグ」に入れて発送していました。本やハンドクリームなど、衝撃を受けても変形しなさそうなものであれば、商品の大きさにあった(=袋の中で商品が動かない程度)しっかりめの紙袋に入れれば十分です。ただし、化粧品など壊れやすいものは、必ず緩衝材(プチプチ)で包んでから袋や箱に入れましょう。

ここで注意が必要なのは、梱包後の厚さにより送料が異なることです。
また、運送会社により厚さの上限も異なります。

薄くて小さいもの若干厚みのあるもの通常の宅配便サイズ
ゆうゆうメルカリ便
(日本郵便)
175円
(厚さ3cm以内)
375円
(+箱65円)
700円〜1000円
(60サイズ〜100サイズ)
らくらくメルカリ便
(ヤマト運輸)
195円
(厚さ2.5cm以内)
380円
(+箱70円)
700円〜1600円
(60サイズ〜160サイズ)

緩衝材でくるんでみたら、想定していたよりもかさばってしまった!というのはよくある話です。私も一度このような状況になり、送料が想定より高くなった結果、利益は11円…。

もちろん丁寧な対応を心がけるべきではありますが、送料の関係でぐるぐる巻きにできないことは、多くのユーザーが知っています。出品時や発送前に簡易梱包となりますと一言伝えておけば、トラブルを避けることができるはずです。

9.発送はどこでできる?それぞれのメリット・デメリット

メルカリの匿名配送は、運送会社の窓口だけでなく様々な場所で発送ができます。私は全部で4パターンの発送を経験しました。それぞれのメリット・デメリットについてお話しします。

ゆうゆうメルカリ便(日本郵便)

ゆうゆうメルカリ便は日本郵政を使った匿名配送サービスです。一番のメリットはその「安さ」。上でお出しした表を思い出してください。らくらくメルカリ便に比べると数十円ですが安いことがわかると思います。

一方でデメリットもあります。それは郵便局以外の発送場所がローソンしかないこと。近くのコンビニがローソンだという方は問題ありませんが、そうではない方にとってはこまめな発送が難しいものになってしまいます。

私は郵便局とローソンの両方で発送を行いました。その経験をもとに、両者のメリット・デメリットについて説明したいと思います。

郵便局

伝票を作るのが簡単
 ①ゆうプリタッチにQRコードをかざす
 ②出力されたシール伝票と商品を窓口の人に渡す
 この2つだけ。

家からちょっと離れている(※個人差があります)
 ・普段の動線上に郵便局がない場合は、わざわざ遠回りする必要がある。
 ・また、ゆうプリタッチはすべての郵便局に設置されているわけではない。

営業時間が限られている
 ・郵便の引受は17時までのところが多い。
 ・土日は営業していない郵便局が多い。
 →平日会社員として働いている人が利用することは難しい。

ローソン

営業時間が長い
 ・通勤の前後や土日でも発送可能。

伝票を作るのに手間がかかる
 ①ロッピーでQRコードを読み取り、レシートを出力
 ②レシートをレジで提示
 ③3枚1セットの紙を渡されるので、ミシン目に沿って切り取る
 ④お客様控え以外の伝票をシール付きビニール袋に入れる
 ⑤シールをはがして、伝票入りビニール袋を商品に貼り付ける

発送個数に制限がある
 ・ローソンで1度に発送できるのは5個まで

私は平日に時間があり、徒歩で行ける範囲に郵便局があったため、基本的には郵便局を利用していました。郵便局が開いていない土日はローソンを利用するという使い分けです。

ローソンの方が家から近かったのですが、伝票作りが面倒すぎるのと、その間他のお客さんを待たせてしまうのが嫌で、極力利用していませんでした。

らくらくメルカリ便(ヤマト運輸)

らくらくメルカリ便はヤマト運輸を使った匿名配送サービスです。ゆうゆうメルカリ便と比べると、金銭的メリットは特にありません。

 ・小型の荷物 らくらくメルカリ便の方が高い
 ・大型の荷物 らくらくメルカリ便とゆうゆうメルカリ便の価格は同じ

とはいえ、まったくメリットがないかと言えば、それは違います。らくらくメルカリ便のメリットは2つあると考えています。

1つめは、対応サイズの広さです。もう一度表を思い出していただきたいのですが、宅配便サイズについては、ゆうゆうメルカリ便が100サイズまでなのに対し、らくらくメルカリ便は160サイズまで対応しています。そのため、商品がとても大きな物の場合、らくらくメルカリ便しか使えないと言うことになります。

また、厚みのある小型の荷物についても、らくらくメルカリ便が有利となる場合があります。

たてよこ高さ
ゆうゆうメルカリ便
(ゆうパケットプラス)
17247
らくらくメルカリ便
(宅急便コンパクト)
20255

表を見ていただければお分かりの通り、らくらくメルカリ便の方がほんの少しだけたてよこが長いのです。そのため、なるべく平たいまま送りたいものはらくらくメルカリ便の方が向いています。

そして、2つめのメリットは発送場所が多いことです。ゆうゆうメルカリ便同様、らくらくメルカリ便であっても、ヤマト運輸の営業所以外にコンビニや宅配ロッカーから発送ができます。らくらくメルカリ便の発想ができるコンビニは、ファミリーマートおよびセブンイレブンです。これらのコンビニは店舗数が多いため、より気軽に発送ができます。

私はセブンイレブンと宅配便ロッカーPUDOの2ヶ所で発送を行いました。その経験をもとに、両者のメリット・デメリットについて説明したいと思います。

セブンイレブン

近くて便利
 ・店舗数が最も多いコンビニなので、家や職場の近くにある

伝票の出力が楽(ローソンに比べると)
 ①レジで、メルカリアプリからバーコードを提示する
 ②伝票用のレシートを受け取る
 ③レシートをシール付きビニール袋に入れる
 ④ビニール袋を商品に貼り付ける
 →いきなりレジでOK。伝票を切り取る作業等はなし。

特になし

(あえて言うなら)複数個発送する際、何度もスマホを提示しないといけない
 ・1個1個レジでバーコードを読み取ってもらう必要がある。

宅配便ロッカーPUDO

人に会わなくて済む
 ・無人ロッカーのため、受付の人も他のお客さんもいない。

午前中に発送しないと、当日発送にならない
 ・無人のため24時間受け付けているが、集荷は早め。

私は自宅から一番近いコンビニがセブンイレブンだったため、らくらくメルカリ便で発送するときは基本的にセブンイレブンを利用していました。試しに一度、PUDOでも発送しましたが、特別操作が簡単で便利だなーとは思いませんでした。受け取りにはとっても便利なんだろうなと思います。

10.おわりに

今回は私のメルカリ体験談についてお伝えしました。儲ける道のりは厳しいかもしれませんが、単に「売る」ことにフォーカスすればそんなに難しいことではありません。

一時帰国の際、再度メルカリで出品を始めたところ、累計の売上高は10万円を超えました。

興味を持たれた方はぜひ一度試してみてください。

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