海外生活を始めて、改めて「英語」の重要性を実感する今日この頃。大学生ぶりに英語の勉強を再開しました。
私の場合、基礎的な文法等からやり直す必要はないので、
- 英語のスピーチ
- 英語のコラム
などに触れて、生きた英語に慣れることに重点を置いています。
特に、ある程度読み書きができる人に対しては、一般的に「TED talk」の視聴がおすすめされています。
私もTED talkを見始めたのですが、たくさんの動画がYouTubeにアップにされており、自分に合ったものを見つけ出すことは難しいのが実情です。
そこで、同じお悩みを抱えている方に向けて、私が視聴したTED talkの中からおすすめのものを紹介していきたいと思います。
おすすめな理由については、以下の3つのポイントから解説します。
- 話すスピード
- 語彙の難易度
- テーマのとっつきやすさ
また、記事の最後に、日本語訳をつけています。
「TED talkに興味はあるけど、英語はちょっと・・・」という方は、そちらも合わせて読んでいただければと思います。
参考になれば嬉しいです。
You Don’t Find Happiness, You Create It
今回ご紹介するのは、「You Don’t Find Happiness, You Create It」です。
TEDxGöteborgにてKatarina Blom氏がスピーチしたものとなります。彼女の専門分野は心理学です。
おすすめレベル ★★☆
おすすめ度をそれぞれ星3つで表現します。
★★★ 初心者向け
★★☆ 中くらい
★☆☆ 上級者向け
本スピーチは、総合的にみても、初心者から上級者まで幅広い方におすすめできるものと言えます。
話すスピード ★★☆
スピーカーの話すスピードは、特段速いものではありません。少しは英語ができるよという方は、置いていかれることはないと思います。
標準スピードでの再生で問題ありませんが、1語1語しっかりと聞き取りたいという場合は、0.75倍速での再生がおすすめです。私も日本語訳を書き起こす際は、0.75倍速に落として聞きました。
語彙の難易度 ★★★
スピーチの中で使われている単語については、そこまで難しい単語は登場しません。高校英語レベルです。
スピーカーは心理学の専門家であるため、ときどき専門用語も出てきます。ただし、いずれも単語帳に載っているレベルのものですので、一度調べれば、特に苦労することなく内容を理解できると思います。
テーマのとっつきやすさ ★★★
このスピーチは「幸せ」を題材にしており、誰にとっても身近なテーマについて語っています。ビジネスマンから学生まで、幅広い層に有益な情報です。
理論だけではなく、事例も多く登場するため、内容についても難解なものではありません。
私の(個人的な)感想
「幸せ」というのは、抽象的で目に見えないものです。だからこそ、これまで、一般的には、「幸せ=感情」と捉えられてきたのだと思います。しかし、スピーカーは「幸せ=スキル」とその定義を改めることにより、幸せを高める方法を、現実的・具体的に考えようじゃないかと言っています。
幸せがスキルなのであれば、私たちがすべきことは運動能力を高めたいアスリートと同じです。つまり、適切なトレーニングを積むということ。具体的なトレーニング方法については、本スピーチでは述べられていませんが、スピーカーの著書を読めば明らかになるでしょう。
また、同時に、私たちができることとできないことについても触れられています。「幸せになりたいな〜」とただ願うだけでその願いが叶わないことは事実です。一方で、落ち込んだり、不安を感じたりすることは、あなたのせいではないということもまた事実なのです。単に大昔から備わっている動物的反応にすぎません。自分の力ではどうしようもないことにくよくよしてもしょうがないですよね。
最終的には、
- どんな状態であるとき、幸せを感じるか。
- その状態を作り出すのは、どんな言葉や行動なのか。
を突き詰めることが重要になるということです。
私たちが自分自身でコントロールできるものの積み重ねが、結果としての「幸せ」である、とスピーカーは言いたいのではないかなと思いました。
(付録)日本語訳
日本語訳をご覧になりたい方は、こちらから。
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